米山髙仁歌集『感興去来』

 すぎゆく平成を顧みて、来る令和に望みを託す。人を送り季節を送る胸に去来するのは、静かな安らぎの思いのみならず、熱き至誠の心である。

・爆撃に埋もりし濠に一時間一度死にきと語りたまへり
。三十年戦なき御世さりながら天変地異との戦ひありき
・山陰の空を映せる水田の会津に変らぬ空の深さよ
・新しきすめらみことの宣明に雨は小止みにことほぐ虹も
・人の心の様々に似て紫陽花は初め純白のち七色に