上村典子『うた読む窓辺、うた待つ海辺』刊行

2018/12/20

 上村典子『うた読む窓辺、うた待つ海辺』を刊行した。装釘は山崎登氏にお願いした。四六判並製で200頁の本だが、軽く柔らかい仕上がりになり、個人的にとても満足している。
 1990年代から最近までの32篇の散文を集めたもので、「音」を中心とする様々な雑誌で現代短歌について論じた文章が中心である。上村さんは山口県にお住まいで、特に東京を中心とする歌壇からは距離を置いた場所から、現代短歌の諸問題を自分自身の問題として捉え、冷静に真摯に論じている。
 実はまだ一度もお会いしたことがないので、その機会が来るのを心待ちにしている。いつもお電話でやり取りしていたが、優しく綺麗な声が印象的な方である。