日誌(2018年12月23日)

2018/12/23

  日曜日の午後、餃子を買いに一人荻窪へ。荻窪に来るとついついささま書店に足が向く。

  土岐善麿『天地自然』(日本評論社、昭和13年)/500円
  加藤守雄『わが師 折口信夫』(文藝春秋、昭和42年)/100円

  岩森書店の外棚にもおもしろい本があったが自重する。
  折口関係の本は、いずれ刊行できるかもしれない本のために、今からいろいろ読んで知識を深めておくことにする。もちろん折口研究をする著者の知識に勝るべくもないが、何か益することもあるだろうし、無くてもそれはそれで自分のためになるから良いのだ。一応慶應出身なのにあまり折口に馴染みがないのは、学科が違うからだろうか。しかしこの本、岡野弘彦解説がついている朝日文庫版があるのを失念していた。読むならそちらの方がよいだろう。
  むしろ精神的には土岐善麿のほうが親しみがある。近代短歌史上の大家では、一番好きな歌人かもしれない。善麿は人によって好き嫌いがはっきりする歌人である。同時代の人もそうで、悪口も結構読んだが、歌、随筆、評論評釈、それから歌壇での身の処し方というようなもの、いずれも爽やかな印象がある。いつか鶫書房から「土岐善麿賞」を出したいもの。『天地自然』は函付にしては安いだろうと思う。